■ 荒礒 あい 先生
卒業生の皆様はそれぞれのお立場で活躍されていらっしゃる事でしょう。私がこの仕事を選んで良かったといつも思うのは風の便りに皆様の事を耳にする時です。
1974年から24年間ここに居ますが目を閉じるといろんな人の顔が思い浮かびます。苦労して教えた人も居るのですがそんな人程今では懐かしくどこかでばったり出会ってお話できるものならと思ってしまいます。
私は英語を教えているのですが授業の前後につい自分が興味を抱いている事を話してしまいます。この頃は大伴家持や野口英世の生き方等です。二人共努力して報われた一生を送ったと言われていますが晩年はそうでもなかった人達です。共にいろんな人に出会って今私達が知る事のできるような人になりました。私は一生の中である時期に失意を経験した人は豊かな人生を送ったように思います。努力しても報われないと嘆く教え子もいるのですがそんな人には歴史の大きな流れの中では何が良くて何が悪いかはすぐわからないのだから今やっている事を続けるようにと教えています。私自身も努力が報われないと思う事もあるのですがとりあえず今の仕事を続けていっています。皆様お元気で。今後の御活躍を祈っています。(稜線5号より)