疋田  進 先生

 卒業生の皆様、お元気にご活躍の事と推察申し上げます。私が星稜高校に奉職したのが、昭和42年4月の事です。過ぎ去った年月を振り返るとまことに速いもので、「光陰矢の如し」です。今年の誕生日で58才の馬齢を重ねながら、老体に「ムチ」打って頑張っております。現在、ゴルフ部顧問で若い生徒諸君と一緒に練習・ラウンドと忙しい毎日です。さらに1年生担任で現代社会、政治経済を担当していますが、その関係上、世の中の変化に自然と目がいきます。昨今の予測出来ない不透明な世界情勢の中にあって、アジアの通貨不安、日本経済の予想以上の長きにわたる不況に、何か将来の日本に一抹の不安を感じずにはいられません。これまでの「飽食」と「贅沢」に対し、「天の声」「神の声」が我々人間に警鐘を乱打しているかのように思われます。何も経済的、物質的な事だけではなく、倫理、道徳といった人間にとって一番大切な心の有り方に、何か寂しいものを感ずるのは、私だけなのでしょうか。人間としてどう生まれかわり、人生をどう生きていくかをみきわめる大切な時期(青年期)の真只中にいる高校生を教えている自分の職業に、改めて責任の重大さを感じる毎日です。それでは、皆様とご家族の方々のご健康を心よりお祈り申し上げます。
追 伸
 現在、ゴルフ部顧問をしておりますが、不要のゴルフクラブ等がございましたら、当部に寄贈していただけないものでしょうか、ご一報下さい。(稜線4号より)

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